EaseUS Partition Master 13.8でクローンを作ってみましたが
2020/05/17
昨年中古で購入したノートPCはSSDに換装して時々使っているのですが、ディスクが壊れたときのために元のハードディスクへWindows10にアップグレードされた状態のもののクローンを作って保存しています。
メインのノートPCのほうはSSDに換装してから3年くらい経つのでいつSSDが壊れてもすぐ元の状態に戻せるよう、SSDにクローンを作っています。
同じように中古のノートPCもSSDにクローンを作っておこうと思い立ちました。
手持ちのSSDは120ギガバイトのものでしたので元のドライブより容量が小さく、メインのノートPCで使っているEaseUS todo Backupは使えません。EaseUS Disk Copyを使えば確実にクローンが作れるのは分っていたのですが、最近よく利用している、EaseUS Partition Masterにも「クローン」という文字が見えているのでクローンを作る機能もあるのかと思い、使ってみたくなりました。
ちなみにEaseUS Partition Masterは無料版でもパーティションの拡張や縮小、削除などの機能が提供されており、私はよく利用しています。USBメモリにLinuxをインストールするときに、元々あるパーティションが邪魔をして、うまくインストールできないことがあるのです。こういう時にパーティションを削除してから使うとうまくいきます。
パーティションの縮小は後ろ側に容量を開けることも、前側に容量を開けることもでき、数分で作業は完了しました。Windows10の標準の機能で、後ろ側に容量を開けることは出来るのですがこれだと数秒で出来るのでWindows10標準の方が早いです。ですが、前側に容量を確保したいならEaseUS Partition Masterのようなソフトが必要になります。
以前の私のようにLinuxとWindowsのデュアルブート、マルチブート環境を作るには便利な機能です。
今回はEaseUS Partition Master13.8を使ってクローンを作ろうとしたのですが、製品版のライセンスが必要でした。そこで、ライセンスを取得してから480ギガバイトのSSDから120ギガバイトのSSDにクローンを作ってみました。
未割当ての領域と未使用の領域が大きかったので、120ギガバイトのSSDでもぎりぎり、クローンが作れるようでした。順調にクローンができたので、SSDを入れ替えWindowsを起動しようとしたのですが、システムの復元が必要との画面が出てどうしても修正などもできず、起動できませんでした。
どうやら、データだけのクローンは出来たのですが、システムの起動に対応するようなクローンは出来なかったようです。システムの移行には「OSの移行」という項目があるのでこちらを使わないといけないのかと思い、そちらを試してみたのですが、完全に同じクローンを作る機能ではないようでした。
間違った選択をして、元のディスクを壊さないような仕組みがあり、ターゲットディスクを間違うとエラーが出て作業が進まないようになっており好感が持てましたが、Windowsの作った元のディスクのパーティションのうち2つほどがどうやっても省略されてしまうようで、全く同じディスクを作ることが出来ませんでした。
次に、メインのノートパソコンでも新しいクローンを作りたかったので、こちらは確実にクローンが作れるEaseUS todo Backupを使うことにしましたが、Home版の試用期間が切れてしまっていたので、Free版をインストールしなおして作業を進めていきました。インストール直後にアップデートが入ったので新しい方がいいと思い、適用してから使ったのですが、今まで再起動などせずにクローンが作れていたのに今回のバージョンでは再起動後、ほかのソフトが動かない状態でクローンを作る使用になったようです。Free版なので時間が掛かることは覚悟していましたが、1時間経ったところで残りがまだ3時間以上となっていて、メインのノートパソコンを3時間以上も占有されてしまうのが不都合だったのでその時はキャンセルして作業を中断しました。
中断したらWindowsが起動しなくなるんじゃないか不安でしたが、元の環境に復帰し、無事にWindowsに戻ることが出来ました。
EaseUS Disk Copyがあれば確実に作業できるのですが、以前購入してから一年以上経っていますし、インストールした状態のものは残っていないので新たに買わないと使えません。こんなに何回もクローンを作る機会があるなら永久アップグレード版を購入しておけば良かったです。
後悔しても仕方がないので、もう一度、EaseUS todo Backupの試用版を使おうと思い、再インストールしました。すると一旦試用期限が切れると再インストールしても使えないようで、クローンの作業は出来ませんでした。
仕方がないので再びFree版で4~5時間かかるのを覚悟でやってみることにしました。窓の杜から再度ダウンロードするときに、微妙にバージョンが上がっていたので、今回もやはり4~5時間かかるものと思っていましたが、なぜか1時間半ほどで再起動することも無く、クローンが作れてしまいました。
バージョンごとに仕様を細かく変えていっているのかもしれません。ですが、無料で使わせてもらっているのであまり文句は言えません。EaseUS todo BackupのFree版と、EaseUS Partition Master、MinitoolPartitionWizardで何とかしている状態ですが、小容量のSSDへクローンを作るときのために、EaseUS Disk Copyを購入しておき、パーティションをいじったりするのはFree版でも良かったかな、と思います。バックアップは私は単純にコピーしたりXcopyのコマンドを使ったりしていて、あまり高度な機能は使いこなせない気がするのでEaseUS todo Backupの製品版は必要無いかな、とも思います。
次にソフトを買うなら、また、EaseUS Disk Copyかなと思います。
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