食料、燃料、材料
空気や重力、適度な気温など必要な環境はほかにもあるけれど、人類が生きていくため確保していかなければならないものは食料、燃料、材料、があげられると思います。
生命を維持するのに飲料を含む食料は必要ですし、移動したり暖を取ったりするのに燃料、すなわちエネルギーのもとになるものが必要です。人類は道具を使うのでそれらを作るもとになる材料が必要です。
太古の時代からそれぞれの時代に応じて食料、燃料、材料を人類は確保してきたと思います。今後の未来においても種類は変わっていくかもしれませんが、それらを確保していく必要があるのでしょう。
もっと未来、人類が今の形での生命活動を終え、情報生命体へとあとを引き継いだりすると食料は必要なくなり、エネルギーのもとになる燃料だけで生命を維持できるようになるかもしれませんが、それまでの間は食料は必要不可欠です。
日本や中国、北米を除く先進各国は人口減となっているところが多いですが、世界的には人口は増加傾向にあって、各種資源の確保しようとする動きがますます活発化するはずです。
確保できるエネルギーの量がそのまま、人類の総人口に比例しているという研究結果もありますので、エネルギーを確保できる限界が来たら人口増は止まるかもしれません。今は人口が増え続けている発展途上国も、先進国に追いついてきたら人口減に転じる可能性もありますが、世界の総人口はどこまで増えるのでしょうね。
AIが発展してきていますが、将来的には環境を維持したり各種資源を確保するための技術の開発にも使われるようになるかもしれません。AIの助けによって効率的な食料の生産方法が開発されたり、今まで使ってこなかったエネルギーのもとになる燃料を使えるようになったり、捨てられたり見向きもされなかった材料を使えるようになったりするかもしれません。
私は基本的に太陽のエネルギーを変換して確保できる資源を基本とするべきだと考えています。食料のもとになる植物は太陽光を浴びて成長しますし、エネルギーや材料のもととして使われている石油も大昔の植物由来だというのが定説です。今後は過去の資産を食いつぶすのではなくてリアルタイムで地球上に降り注ぐ太陽エネルギーをもっと活用していくように技術開発を進めていく必要があると思います。そうしなければいずれ資源を使い果たして人類は衰退する道を歩むことになります。
太陽のエネルギーも数十億年後には尽きてしまいますが、それまでの間は使えるエネルギーです。もっと太陽のエネルギーの恩恵を受けられるような社会にしていきたいものです。