投資、株式インデックスファンドの積み立てと8資産均等型のバランスファンドの購入だけで良いと思います
私は投資を始めたとき、株式投資からでしたので今でも株式への投資や売買をしていますが、もし今持っている知識と経験をもとに一から投資を始めるなら、株式インデックスファンドの積み立てと8資産均等型のバランスファンドの購入だけにすると思います。
ほかにもFXとかもやってみましたがうまくいきませんでした。上手く取引できる人だけが儲けることができて大半の人は損をすると思います。株式投資も、うまくいった後に失敗をしたりして結局たいした成績になっていません。
なので、資金の少ない最初のうちは株式インデックスファンドの積み立てをして、まとまった資金が出来たらバランスファンドの購入が良いと結論付けました。
株式は下落するときの幅が大きいですが、積み立てなら毎月定額で買い付けるので、下落時に多くの口数を買い付けられるので株価回復時にこれが効いてきて含み益を増やすことが出来ます。20年30年と続ければ大きな額となります。
まとまった資金は株価上昇時の勢いは株式インデックスファンドほどではないものの、下落時の下落幅の緩やかな8資産均等型のバランスファンドを買い付ければ追加で購入するタイミングの少ない場合でも下落時の心理的負担が少ないです。もちろん、下落時に追加で購入したらいいですが、原則は資金が出来たら速やかにバランスファンドに変える、ということです。各社の8資産均等型のバランスファンドの成績を見てみると10年で倍くらいになっているので、長期間、資金を遊ばせておくくらいならバランスファンドに変えて持っておいた方が有利です。
分配金が魅力的でも毎月分配型のファンドはやめた方が良いです。一時的に人気が出て価格が上がることもありますが、長期的には基準価格が下がって行ってマイナスになる場合が多いです。マイナスにならなくても大したプラスにもなりません。毎月、分配する手続きをするので手間がかかります。その分しっかり手数料を引かれます。
手数料と言えば、金融機関がお勧めしてくるファンドは3%とか手数料の高いものが多いです。金融機関が儲けるために作っているファンドだからです。こういうものも人気が出て一時的に高騰しても徐々に下落していくものが多く、S&P500のものだったとしてもしっかり手数料を引かれますので不利です。いまならパッシブ運用の手数料の安いインデックスファンドが多く発売されていますので、そのようなものにした方が良いです。魅力を感じるようなアクティブファンドでも、指標に連動することを目指したパッシブファンドの方が成績が良いことも多く、買っても不利な場合が多いです。アクティブファンドはもちろん、しっかり手数料を引かれます。私も今から選ぶなら運用手数料が0.2%とかで買い付け手数料、解約手数料も無料のファンドを選びます。
投資を始めた当初からこのような知識があれば、株式インデックスファンドの積み立てと8資産均等型のバランスファンドの買い付けだけをしていたと思います。そうしていれば私も投資資金を手堅く増やすことが出来ていたと思います。私は株で一度2~3倍くらいに増やせた後、1.2倍くらいに戻ってしまっているので悔しくて再度数倍になるのを夢見て株式投資にしがみついていますが、これから新たに投資を始める人はそんな不安定さを受け入れる必要はありません。株式インデックスファンドの積み立てと8資産均等型バランスファンドの買い付けだけで十分だと思います。
私が投資を始めた時は手数料0.2%未満のインデックスファンドは国内には無かったと思うので今の方が環境は良いと思います。積み立てNISAとかiDeCoといったインデックスファンドを積み立てするための制度がそれに適した商品の発売を後押ししてくれていると思います。
働いても多くのお金を稼げない昨今、手堅い投資で資金を増やすことが重要になってきています。積み立てNISAやiDeCoでは非課税で運用できますし、所得のある人ならiDeCoは所得控除もしてくれて大変有利です。このような制度も是非、活用したいものです。