病気になったから、今ゆっくり出来ているのです
もう、11年前になりますが私は病気で2ヶ月半ほど入院しました。
退院後は病気と闘いながら仕事に復帰し、その後10年ほど経ってから退職を決意し今に至っています。病気にならなかったら早期退職はしなかったかもしれないです。病気になったから、お金は人より少ししか持っていないかもしれませんが今、ゆっくり出来ているのです。
人間万事塞翁が馬といいますので、病気という悪い状況も今となってはゆっくりすごせる元になっているので良かったのかも知れません。また、今ゆっくりしているせいで今後は金銭的に困窮する、という事態になるかも知れず今の状況を手放しで喜ぶというわけにはいかないかもしれません。
事実、せっかく老後に余裕を持たせようと取り組んだ株式投資では主たる投資先の株価が大幅に値下がりして、資金が減ってしまいました。また、5年10年単位で保有して上昇を待ちたいですがしばらくは節約生活を続けないといけなさそうです。
でも一瞬でも株価が上昇してくれて資金が潤沢になったおかげで退職の決意が出来ました。株式投資をしていたおかげで早期退職に踏み切れたのです。老後の資金についてはまたゆっくりと株価が上昇してくれるのを待ちたいと思います。
いま、何かをやってみたいと思い始め、ぼちぼちですが、Blender という3Dデータや3Dアニメーションを製作できるソフトを使えるようになろうと、試行しています。Blender はフリーのソフトウェアなのでPCさえあれば無料で使えますし、テキストも無料で配布されているものがあるのでとりあえずそれを参照して触ってみています。
今後、メタバースが盛んになって行けば3Dのデータの需要は高まると思いますので、2DのCADを飛ばして3Dに取り組むのも良いかな、と思ったのです。具体的には、セカンドライフというメタバースではあらゆるデータをユーザーが作り出しているそうで、自分でも作れるようになってみたい、と思ったのがきっかけです。3Dデータの作成には多くの時間を費やす必要があるらしいですが、私には今後20年くらいは元気で居られる時間がありそうなのでその時間を活用して何か有益なことに取り組めたら良いのかな、と思います。まあ、そうはいっても難しすぎて皆のようにはできないかもしれませんが、できる範囲で取り組めたらと思います。
本当の所を言えば、子どもが成人して独り立ちしてくれたら、心残りになるようなことはありません。生存している母よりは亡くなるのが後にならないとな、とは思いますが体調がすぐれず何もやる気にならない日も少なくないので無為に過ごしていて、長生きにそれほど興味はありません。時間を味方につけた投資で資産を増やし子供や孫にいくらか残したい、と考えるくらいのものです。
あと20年もあれば保有している株の価格も数倍になると思います。ゆっくり構えたいと思います。