2000年代、2010年代は私個人的には失われた20年間でした
2000年4月に私は前職に就職したのですが、それからの20年間は今から思うと暗いトンネルをくぐり続けていたような、くらやみの時代でした。
つらい状況を耐え続け、2010年頃には居心地の良い所属へと異動になりここで一息つける、と思っていたらそこで過労などがたたり2011年の2月に入院が必要なほどの病気を発症してしまいました。入院中に東日本大震災が起きて、テレビが震災のニュース一色になったことを今でも思い出します。
退院後、職場へは復帰したもののそのあと数回病休や休職を繰り返し、2020年の7月末に退職するまで、いつまで続けられるんだろう、と思いながら仕事を続けるのは楽なものではありませんでした。
金銭的なものもありますのでその見通しがつくまでは簡単に辞めるとは言い出せず、病気後約10年休みつつではあるものの職場にしがみついていました。2020年にコロナが広まって仕事も厳しさを増す見込みだったことと、投資していた会社の株価が倍くらいに値上がりして金銭的な余裕が生まれたため、たぶん大丈夫だろうと見切り発車的に年度途中ながらも退職を願い出ました。退職は認められて2020年7月末で晴れて自由の身になれました。
2000年ころまでUO(ウルティマオンライン)を友達とともに遊んでいましたが、前職で働いていた間の分だけ、休止状態で退職するかというときに思い至ってアカウントを復活させ、課金して今に至っています。ちょうど、前職に居た期間とUOをしていなかった期間が重なります。
オンラインゲームというようなちょっとした気晴らしをする余裕すらないような20年間でした。実はUOでなくてRO(ラグナロクオンライン)なら時々遊んでいたのですが、それも時々辞めたり復帰したりという感じで、あまり深いところまでは到達していませんでした。最初の一回目はオンラインだけでの友達が出来たりしましたが、2回目以降は友達付き合いが面倒でギルドなどにも所属せず、ソロプレイをしていたので情報交換する相手もおらず、一人では行くのが難しいようなところは行けずに行き詰っていました。それでもマイペースで遊ぶことが出来るのはUOと同じで行き慣れた狩場で倒しなれたモンスタを倒し続ける、というようなことをしてはいましたが、数か月お休みする、ということを繰り返すうちゲーム内の物価は高騰し有用なアイテムを手に入れるにはリアルマネーを投入しないととても手に入らない状況になってきて、ROにログインする機会も減っていきました。
そんなとき、なんとなくUOのアカウントを復活させて、昔のギルドの掲示板におひさしぶり、と書き込みしたら手厚く歓迎され、いまはUOのほうにはまっています。UOも20年の間にかなりいろいろ変わっていて、長期報奨などのプレゼントもあるので続けていればよかったなと思いました。168ヶ月課金をするとサーバー間を移転できるようになるとか、とても楽しそうです。私はまだ50ヶ月です。失われた20年間が悔やまれます。UOをしていなかった、というのだけでもかなりいろいろ失っています。
今は自由の身ですし、UOにはいつでもログインし放題です。友達とはSkypeでチャットしていろいろ教えてもらえたりできるので、失われた時間を取り戻すかのような快適な生活を送ることが出来ています。