結局、あまり複雑なことは考えない方がいいかもしれないです
先日、ひまわり証券のクリック株365の口座を開き、ループ株365の取引を始めてみました。
これは、株価が下がったり上がったりを繰り返すときに有効な取引です。レバレッジを利かせた取引なので、ある程度の下落にも耐えられるくらいの余裕をもって取引しないと痛い目に遭いそうです。なので、ニューヨークダウで少し余裕を持たせた、160ドルの値幅、29ポジションでの取引をしているのですが、この設定だと単純に株価が一直線に上昇していくとすると、3万ドルから始めたとして、8000ドル株価が上がった時、8万円くらいしか利益が出ません。必要な証拠金は100万円くらいです。
このとき、同じ100万円でETFの現物を買ったとすると、25万円くらいの利益が出る計算です。なので、単純に株価が上昇しただけでは、普通に株を買っていた方が良くなります。レバレッジを利かせたければ信用取引を使えば3倍くらいまでは取引できますので、その方が良いでしょう。
ループ株365の強みは、株価が上昇し続けなくても、下落と上昇を繰り返すだけで利益を積み重ねられる点です。また、株価が下落を続ける時も売りポジションで取引をすることで、利益を積み重ねることが出来ます。買いと売りを両建てで取引することも出来ます。相場が一方向に動き続けるよりは、あまり大きくは動かず、小さな下落と上昇を繰り返す局面の方がリスクも少なく、利益が出るもののようです。
株価は長期的には上昇を続けるものなので、単純に買って持ち続けるだけのほうが良い成績を収めるかもしれません。ただ、株価が停滞するときもあるので、そういう時はループ株365の割合を高めた方が利益は出しやすいと思います。株価が上昇あるいは下落するのか、停滞するのか、あらかじめわかっていればそれに対応した取引をすることが出来ますが、実際にはどう動くかは容易には予測できません。
準備できるとすれば、株価下落時に手痛いダメージを受けない余力を持っておくことと、株価上昇のときに果実を受け取れるようにしておくこと、停滞時にもある程度の利益が出るようにしておくこと。つまり、どういう局面が訪れても利益が出るように組み合わせ、バランスをとっておくこと、くらいでしょうか。ただ、そのバランスをとるというのは難しいです。
私は株の空売りなど、売りポジションをもつことは、失敗した時の損失が青天井で危険だと感じているので、株価が下落を始めると思ったら、買いポジションを減らしたり現金の比率を高め、再び上昇を始める時まで取引はお休みするのがいいと思っています。大局的には各国の中央銀行が引き締めに向かうときがその時だと思っています。金融の引き締めを進めている間はポジションを持たずに静観し、引き締め終わった時に再び買いポジションを持つということをすれば、利益は出るはずです。
結局、あまり複雑なことを考えない方がいいのかもしれないです。
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