セミリタイヤで人生を楽しもうと思います
世の中には働くことに嫌気が差して、セミリタイヤを計画する方もいらっしゃるようです。実際に実行された方のブログも拝見させていただくこともありますし、そのような方のブログを見て自分もそうしたい、という願望を持たれる方もいらっしゃるのでしょう。
本当にセミリタイヤした方は節約をして資金を貯め、セミリタイヤ後も節約生活を続けている方が多いようです。
私も20年前、前職に就職して2年目あたりに体調を崩したころ、短時間勤務が出来るならしたい、と思い始め職場へは要望を出したりしていましたが、全く実現する気がしなかったため、転職やセミリタイヤについて考えるようになっていきました。
一時は結婚して子どもも生まれ、そのまま定年まで働くことになるかな、と思ったこともあります。しかし、その後病気で入院して、病休、休職を繰り返すうち、いつまでこういうことが続くんだろう、と思い始め、50歳頃を目途に本気でセミリタイヤを考えるようになりました。
家計は妻と二人でお金を出し合うようにしていたものの、残ったお金は自分で管理していたので、それを貯金したり投資したりして、資金を貯めようとしていました。病気で入院した時は家を建てた後だったので貯蓄や投資の額は少なかったです。
入院した後の数年間はあまり何も考えられない状態だったので、何となくセミリタイヤできたらいいな、くらいしか考えていませんでした。徐々にいろいろ考えられるように回復してきてから、エクセルで現在の資金と今後の貯蓄額、セミリタイヤ後の生活費を計算して、いつまで働いたら今の仕事を辞めても大丈夫かというシミュレーションをしたりしていました。それでもざっくりとした計算で、あまり参考になるようなものではなかったかもしれません。
実際に家計簿をつけ始め、どの出費が必須でどこが削れるかを分析しはじめたのは2年くらい前からでした。支出の詳細がわかると、実際の計画にも反映して現実的な計算が出来ます。FPの勉強をしたときに知った、ライフイベント表を活用して将来の収支の計画が分かるようにしました。
そこで、50歳前後なら本当に退職しても大丈夫だろうとの見込みをたてることが出来ました。もっと若いうちから計画を立てて積み立てをして、家も実家に住むことにするなどして建てずに節約していればもっと早くにセミリタイヤできたかもしれませんが、本気で考え始めたのが遅かったので実現させるまでに今までかかってしまいました。
前職に就職したのも年齢制限ぎりぎりの27歳の時でしたし、今の境遇も、偶然や行き当たりばったりの結果の産物という気がします。しっかりとした計画のもと、手堅く生きてきたとは言えないと思います。セミリタイヤも病気が主なきっかけで、計画的なものとは言えなかったかもしれません。
まあ、私のような者でも、その気になればセミリタイヤ出来ました。運と境遇に恵まれました。セミリタイヤ後の生活も快適で、セミリタイヤして良かったと思っています。人より12年ほど早い退職で、今後の人生を楽しもうと思います。
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