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lepto's blog

答えはすぐ近くにある、最初からたどり着いている

      2020/09/22

私は大学時代、理工学部に所属していましたので理論や理屈を重視する面もあるのですが、どちらかといえば直観的に結論を出した方がうまくいくことが多いと感じる面もあります。

自分がどうしたいのか、どうするべきか悩んで試行錯誤を重ねるということもあり得ますが、その結果、わかることは一番最初にこうじゃないかな、と何となく思ったことが「答え」だった、ということが良くあります。何となく最初にした選択が、あとで考えても最適だったということもあります。最初に「答え」にたどり着いているということです。

職場でも家庭でも、私は最初から「答え」を持っているので聞かれたらその「答え」を言うのですが、いきなり「答え」を言われても人は納得しないようです。

ほとんどの人は経験したことの中から答えを導き出す、ということをしているので、私から見れば最初から失敗したりうまくいかないよ、ということでも一度は試してみないと分からないのです。

家庭のことならちょっとした失敗はそれほど大げさなことにはなりませんが、職場でのことだと大事になることもあるので、心配で心配で仕方がありませんでした。まあ、自分が何かしなくても時間が解決してくれるものもありますが、最初から私の言うようにしていれば10年・20年早く解決していたはずなのに、と思うことも多々ありました。

前の職場で出世するのは、出てきた状況にうまく対応していける要領の良い人が多かったです。臨機応変に対応していくということが重要な仕事でもありましたので、それに対応してきた人が出世するのです。

ところがそういう人は目の前に起きていることには上手に対応していけたとしても、先見性に乏しいことがあったりして、私の言う「答え」の意味が分からなくて、何を言っているんだ、と思われてしまうこともあるようでした。理想はそうだが、現実はそうじゃないだろう、といった感じです。

10年・20年経ってから、私の言っていたこと、思っていたことが重要になってきて議論が始められる、といったこともありました。もし、最初から「答え」を持っているか、「答え」を聞くとその意味を理解して実行できる人が上の方にいてくれたら先手先手で策を打って行けるのに、と歯がゆく思ったものです。

有事の時に力を発揮するタイプの人と、平時の時に力を発揮できるタイプの人とがいると思いますが、前職では有事の時に力を発揮できる人の方が適任だったのかもしれません。私は何かあった時に臨機応変に対応するのが非常に苦手でしたので後者のタイプだと思うのですが、前の職場では職員が一人、年度途中で退職してしまった、という有事の時に病気になってしまい、後半では力を発揮できないまま、終わってしまいました。

「答え」が分かってしまっていても、周囲を巻き込んでいく力が無いと皆を「答え」に導くことはできません。まあ、その「答え」も私にとっての「答え」なだけで、ほかの人から見たら違う「答え」になってしまうかもしれないです。

ただ、私個人としては、最初に感じ取ることができた「答え」に最初から従っておけばよかった、と思うことが多々、ありましたので、今後は自分の「答え」に素直に従っていきたいと思います。

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